沖縄オミクロン21人増で41人に 宮古島で初確認(12月31日午後)


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オミクロン株の電子顕微鏡写真

 県は31日、新たに10歳未満から90歳以上の計44人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。30代以下で全体の6割を占めた。先週金曜日の33人より11人増え、12日連続で前週の同じ曜日より増加した。今週は26~31日の新規感染者の合計数が176人となり、途中経過ながら前週の109人の1・61倍に達した。宮古島市で初めてオミクロン株の感染者が確認された。
 在沖米軍関係の新規感染者は98人で、所属基地などは不明という。

【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況

 オミクロン株の感染者は21人増え、累計41人となった。地域別では地域別では中部保健所管内5人、南部保健所管内1人、那覇市2人、宮古島市1人、残りは調査中となっている。感染の疑いがある人は計48人となっている。
 県は27~29の3日間でオミクロン株の疑いがある症例が、その前までの15%から97%に上昇したとして、正月や成人式など多くの人が集まるイベントでの感染対策の徹底を呼び掛けた。
 直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は13.06人で全国1位、全国平均の8倍を超える。31日現在の入院患者は91人で、30日より8人増えた。
 新規感染者の居住地別内訳は、中部保健所管内9人、うるま市8人、南部保健所管内6人、沖縄市5人、宜野湾市と北部保健所管内が各4人、豊見城市と宮古島市、南城市が各2人、那覇市と浦添市が各1人だった。
 年代別では、20代16人、30代6人、70代4人、90歳以上・60代・50代・10歳未満が各3人、80代・40代・10代が各2人だった。推定される感染経路は家庭内8人、職場内5人、友人・知人、飲食が各3人、残り25人は分かっていない。
 クラスター(感染者集団)には新たに4例を認定した。


 

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