沖縄コロナ新たに1226人 1ヵ月ぶりに前週比減 1万2194人が療養中(1月17日朝)


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 沖縄県は16日、新たに10歳未満から90代の1226人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。先週日曜日の9日と比べ、307人少なかった。前週の同じ曜日を下回るのは約1カ月ぶりだが、県の糸数公医療技監は「減少に転じたという判断は難しい。もう少し数字を見なければならない」と、慎重な見解を示した。米軍関係の感染者は269人で、所属は全て確認中。

【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況

 16日の療養中患者は1万2194人で15日より346人減少。入院は341人、宿泊施設療養中は334人、自宅療養者は8022人、入院・療養等調整中は3489人。

 新規感染者の推定感染経路は家庭内が最多の321件。友人・知人58件、職場内34件、飲食17件、施設内11件、その他9件と続く。調査中は776件。

 県によると、9日のまん延防止等重点措置の適用から1週間が経過し、繁華街や商業施設、空港の人出は減っているという。県は「成人式関連の感染は去年ほどのペースでは出ていない。オミクロン株の影響は見えにくいので、経過を見たい」と述べた。

 重点医療機関の欠勤者は21病院で685人だった。医療機関の逼迫(ひっぱく)を受け、厚生労働省は17日から看護師9人を県内に派遣する。派遣先は県立中部病院4人、県立北部病院5人。

 県内のPCR検査能力が需要に追いついていない状況を受け、県は学校PCRの検体を県外機関で検査する考えを明らかにした。
 (稲福政俊)


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