渡具知陣営「さらなる発展期待」<名護市長選告示>


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支持者と拳を合わせる渡具知武豊さん=16日午前11時6分、名護市辺野古(大城直也撮影)

 渡具知武豊さんの出陣式は市大北5丁目交差点で開かれた。午前8時半前、緑色の鉢巻きと上着を身につけた支持者や国会議員、県議らが集結して本人を出迎えた。「名護市がもっと輝く街になれるよう勝たせてほしい」など、力を込めて演説すると拍手が湧き起こった。ガンバロー三唱で気勢を上げた後、選挙カーに乗り込んだ。

 出身地の許田区を皮切りに、市内各地域を家族や市議らと巡って、市民らに手を振りグータッチを交わした。屋我地地区で演説を聞いた30代の女性は「1~4歳の子どもを育てている。渡具知さんの保育料無償化などはありがたい」と、1期目の実績を評価した。

 渡具知さんは米軍普天間飛行場移設に伴う埋め立て工事が進められる辺野古区にも足を運んだ。「演習場から派生する問題については要請などを繰り返し、久辺3区がもっと発展するよういろんな施策を講じていく」と訴えた。演説を聞いた同区の30代男性は「米軍再編交付金を活用し、市民生活の向上を図ってくれた。また頑張ってほしい」と期待を寄せた。


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