ドライブスルー形式PCRも予約難 受付開始3分で埋まる…県は予約期間を拡大


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19日分の中部接触者PCR検査センターの予約画面。予約が締め切られたことを意味する「×」が並ぶ

 新型コロナウイルスの濃厚接触者向けに、沖縄県が設置したドライブスルー形式の「接触者PCRセンター」の予約が難しい状況が続いている。午前7時から受け付けるが、先週までは1日当たりの処理能力約800件分が「2~3分で埋まる」(県担当者)状況が続いた。アクセス分散のため、県は13日から予約期間を5日後までに広げた。

 18日現在、数日先で時間帯を選ばなければ空きやキャンセル待ちが申し込めるが、接触者という比較的感染の可能性が高い人が速やかに受検できない環境は変わらない。

 接触者PCRセンターは、沖縄市の県総合運動公園駐車場と、豊見城市の豊見城城址跡地西側駐車場に設置している。アクセスを分散する方策を取ると同時に、県は接触者PCRセンターの検査能力拡充を進めている。

 うるま市の35歳男性は、接触者となった子どもが12日にPCR検査を受けた。8日頃から予約に挑んだが「何度挑戦しても『混雑しています』と表示される。ようやく予約画面まで進んだらすでに埋まっていた」と振り返る。名前や車のナンバーなど予約に必要な情報を携帯端末にあらかじめ単語登録して入力に割く時間を短縮し、予約できた。陰性確認に胸をなで下ろしつつ「濃厚接触者は検査場所が限られている。検査を受けられる人は限られるのではないか」と話した。(知念征尚)


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