沖縄県は6日、10歳未満から90代の511人の新型コロナウイルス感染を発表した。前週の同じ曜日を13日連続で下回った。年代別では10歳未満が最多で、全体に占める割合が高い状況が続いている。
新規感染者のうち、10歳未満は109人。このうち学校PCR検査で学校で6人、保育園で3人の感染が確認された。
県感染症対策課の嘉数広樹課長は、その感染経路について「家族内感染が多いが、保育園や学校での感染も見受けられる」と述べ、分析するとした。
高齢者や障がい者が利用する社会福祉施設で感染者がいるのは59カ所。施設内療養者は計87人で、うち高齢者施設の8人が酸素投与を受ける。
医療従事者で感染や濃厚接触により欠勤した人は、重点医療機関で計218人、その他の医療機関で計179人だった。
宮古圏域(宮古島市、多良間村)では7日から「まん延防止等重点措置」が解除される。
嘉数課長は、6日も同圏域で14人の感染者がいるとして「油断せず、感染対策はしっかり行っていただきたい」と呼び掛けた。
在沖米軍基地内の感染者は84人で、所属基地はいずれも「不明(確認中含む)」だった。 (中村万里子)
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