新型コロナウイルスの感染が急拡大した1月、那覇市消防局がコロナ関連で搬送したのは200件に達し、変異株「デルタ株」が猛威を振るった第5波のピークとなった8月の360件に次いで多かったことが9日までに分かった。
同局によると、119番通報を受けた後、医療機関への受け入れ照会が4回以上で現場滞在時間が30分以上かかった「緊急搬送困難事例」は計11件。そのうちコロナ疑い事案は3件だった。
救急搬送困難事例に該当しないものの、コロナ患者の対応で現場滞在時間が最長111分かかったケースもあった。通常は2回までに搬送先が決まるが、4~6回に上る例も計3件あった。 (嘉陽拓也)
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