【南城】南城市佐敷津波古の天の浜で、水上バイクの航行で遊泳者に危険が及んでいるとして、津波古区は2月27日、水上バイクなどの乗り入れ禁止を求める総決起大会を天の浜で開いた。区民ら約200人が参加し、水上バイクの規制に関する条例制定などを求める決議案を採択した。区は今後、玉城デニー知事や第11管区海上保安本部長らに決議文を送る。
決議では「水上バイク乗り入れで、衝突事故の危険がある。区民の親水空間としての自由な利用が阻害されている」と指摘。天の浜を管理する県や海保などに「条例制定や積極的な法執行」を求めた。
高江洲順達区長は「区民から危ない、どうにかしてほしいとの声が上がっている。天の浜での水上バイクを禁止にして、静かなビーチに戻してほしい」と話した。
天の浜では、暴力団などに属さず犯罪行為を繰り返す「半グレ」の男らによる迷惑行為が続いていた。2021年9月には、県からの営業許可を得ず生肉などを調理し、臨時営業の飲食店を営んだとして、県警が食品衛生法違反の容疑で「半グレ」の男らを逮捕した。県警によると、男が指定暴力団旭琉会構成員とも関係があることから、売り上げなどが暴力団の資金源になっていた可能性もあるという。
(照屋大哲)
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