正面衝突した運転手、徒歩で逃げ去る…ひき逃げを目撃、通報し解決 名護署が男性に感謝状


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ひき逃げ事件解決に貢献し感謝状を受け取る宮城豊さん(中央)=2月16日、名護署(県警提供)

 【名護】ひき逃げ事件の解決に貢献したとして、名護署(知念克幸署長)は2月16日、福祉施設職員の宮城豊さん(25)に感謝状を贈った。宮城さんは「被害者が無事で、事件が解決できてよかった」と喜んだ。

 名護署によると、昨年11月23日午後6時40分ごろ、大宜味村津波の国道58号を車で北向けに走行していた宮城さんは、ひき逃げ事件を目撃した。対向車線をはみ出した車が、前方の車と正面衝突した。衝突した車の運転手は救護措置などをせずに、その場から徒歩で逃げ去った。目撃した宮城さんは、すぐに119番、110番通報し、被害者に「大丈夫ですか」などと声掛けした。宮城さんが署に寄せた目撃情報や迅速な対応が事件の解決につながった。

 知念署長は「正義感や勇気のある行動が救護と容疑者の摘発に多大な貢献をした」などとたたえた。 (古川峻)


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