米軍オスプレイ「予防的に着陸」 装具トラブルで新石垣空港に緊急着陸 全日空機が離陸遅れ


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石垣島に着陸したオスプレイ=29日午後、新石垣空港

 米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機オスプレイ2機が29日午後0時30分過ぎから同1時10分ごろにかけて、石垣空港に緊急着陸した。オスプレイを優先的に着陸させるため、同時間帯に離陸予定だった那覇空港行きの全日空1768便の離陸が約6分遅れた。

 大阪航空局石垣空港出張所によると、普天間飛行場からフィリピンのマニラに向かっていたところ、石垣島の南約160キロで、機体に氷が着くのを防ぐ装置にトラブルが生じたため、緊急で着陸する必要に迫られた。

 海兵隊は本紙取材に「航空機の警告表示に対応し、予防的に着陸した。着陸によるけがや損傷はなかった」と答えた。整備と安全点検を終えた後、普天間飛行場に戻る予定だと説明している。


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