沖縄のコロナ1619人 県立八重山病院でクラスター発生し一般外来停止中、病床使用は3ポイント減42%(4月28日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は27日、10歳未満から90代以上の1619人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。コロナ専用の病床使用率は前日より3・3ポイント減の42・5%となり、重症者用病床使用率は4・8%となっている。

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退院者が増えたことで病床使用率が下がった。高齢者のワクチン接種が進んでおり、早期退院につながっているという。

 病床使用率を圏域別にみると、本島が49・2%、宮古が3・0%、八重山が18・2%となっている。

 感染者を年代別にみると、最も多いのが10代で349人、続いて10歳未満が318人、30代が248人、40代が222人となっている。

推定感染経路別では、家庭内が462人と最多で、職場内が60人、施設内が33人、友人・知人が142人、飲食が27人、その他が12人、調査中が883人となっている。

クラスターは那覇市内と浦添市内の社会福祉施設、県立八重山病院で3例が確認された。同病院では21~25日に職員10人、患者1人の感染が確認されている。現在、感染経路を調査中で、25日~5月15日まで一般外来診療を停止し、電話診療を中心に実施する。

 米軍関係の感染者は156人と報告があった。 

(中村優希)

 

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