【プログラム公開】復帰50周年記念式典・レセプション 空手や琉舞など多彩に


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 15日に政府と沖縄県が開く「沖縄復帰50周年記念式典」は10日現在、沖縄、東京両会場を合わせて約1762人が出席する意向を示している。県によると、沖縄会場には県内市町村の議会や青年・婦人会、県の各審議会委員、経済団体関係者など1400人を招待し、うち962人が出席の意向を示している。東京会場は県人会や都道府県知事、経済関係者ら1200人を招待し、約800人が出席を予定している。

 式典の国歌独唱は、県出身で全盲のテノール歌手、新垣勉さんが登壇する。県立那覇高校合唱部は「てぃんさぐぬ花」など沖縄のわらべ歌や民謡を披露する。

 式典後のレセプションは午後3時20分の開始を予定し、ラジオパーソナリティーのジョン・カビラさんが司会を務める。

 昨年10月に人間国宝「重要無形文化財『琉球舞踊立ち方』保持者」の認定を受けた志田房子さん、宮城幸子さんが、舞踊「かじゃでぃ風」「黒島口説」を披露する。地謡は人間国宝「重要無形文化財『組踊音楽・歌三線』保持者」の城間徳太郎さんと若手演奏家らが担い、南風原高校郷土芸能部の生徒も共に演舞する。

 空手の団体演武は、東京五輪金メダリストの喜友名諒さんが劉衛流龍鳳会のメンバーと「オーハンダイ」を披露する。個人演武は剛柔流、小林流、上地流の伝統空手の大家ら、県重要無形文化財保持者の仲本政博さんが形を披露する。

 フィナーレは、宮沢和史さん、大城クラウディアさん、平田大一さんらが出演する。

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