川平朝清さんに功労賞 ギャラクシー賞 沖縄の放送文化確立で


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志賀信夫賞を受賞した川平朝清さん(左)とお祝いに駆け付けた息子のジョン・カビラさん=1日、東京都のセルリアンタワー東急ホテル

 【東京】優れた放送分野の活動や作品に贈られる第59回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)の贈賞式が1日、東京都内で開かれ、戦後沖縄最初のアナウンサーで沖縄放送協会初代会長の川平朝清さんが「志賀信夫賞」を受けた。この賞は、放送業界に貢献した個人や団体に贈られる。

>>沖縄で戦後初のアナウンサー 川平朝清さんの歩み

 米統治下の沖縄で放送の礎を築くなど沖縄の放送文化の確立に貢献し、日本と沖縄の放送を結びつけたとして活動が評価された。川平さんは放送に携わってきた半生を振り返り「栄誉ある賞を受け取ることができて非常に光栄だ。皆さんも長生きして」とあいさつした。息子のジョン・カビラさんも駆け付け「自慢の父だ」と語った。

 県内からは琉球放送の「わした島のオーケストラ-琉球交響楽団-スペシャル!」がラジオ部門優秀賞、沖縄テレビ放送の「遺骨-声なき声をきくガマフヤー」がテレビ部門選奨に選ばれた。 (明真南斗)