政治

激戦地・糸満での土砂採掘合意案、回答延長か 沖縄県が公調委に申し入れ

 沖縄戦跡国定公園内にある糸満市米須の鉱山での土砂採掘計画を巡り、総務省の公害等調整委員会(公調委)の裁定委員会が県と事業者に示した合意骨子案について、県は22日、23日までとなっている回答期限の延長を公調委に申し入れた。23日が沖縄戦の組織的戦闘が終結したとされる「慰霊の日」に当たるためで、数日程度の延長となる見込み。

 骨子案は土砂採掘時に沖縄戦戦没者の遺骨が見つかった場合の工事の中断と遺骨収集などを求めているが、採掘は認めている。関係者によると、県は受け入れる方向で調整している。

 公調委は回答期限の延長について本紙取材に「一般論」と前置きした上で「合意骨子案の提示は裁定制度外のもので、回答期限については常識的な範囲内で延長することもあり得る」と答えた。

 玉城デニー知事は22日の会見で「(23日は)鎮魂の日だ。期日についてご説明をさせていただいて、委員会に検討していただくことも含め、協議をさせていただく」とした。

(安里周悟、塚崎昇平)

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