くらし

片足のメジロ「めずこ」SNSで人気 けがで野生へ戻れず、ボランティアの女性が保護

小池百合美さんとメジロのめずこ(提供)

 沖縄県から依頼を受け、けがをした野鳥を育てる傷病野生鳥獣保護飼養ボランティアの1人である小池百合美さんは、縁あって出合ったメジロを大事に育てている。保護した時のメジロのヒナは片足しかなく、傷口が化膿(かのう)した状態で知人の車に落ちてきた。メジロは野生鳥獣のため、県の許可無く捕獲・飼養することは禁止されている。野生動物の獣医師に受診した際、獣医師から県の傷病鳥獣の説明を受け、ボランティア登録した。傷ついた野鳥の救護は野生に復帰するまで飼養するのが基本だが、メジロのヒナのように野生復帰が不可能と診断された野鳥は、終生ボランティアが飼養する。

 小池さんは保護したメジロのヒナを「めずこ」と名付け、きれいな声とかわいらしい姿をSNSのインスタグラム(「mejiromezuko」で検索可能)に投稿し、多くの人を癒やしている。

 2年前の6月に保護したことから、誕生日企画として、SNSフォロワーへオリジナル「めずこ」グッズをプレゼントした。小池さんの服飾小物の作品は好評を博した。片足ながらおなかや羽でバランスを取る姿は生き生きと愛らしく、めずこを中心に温かい交流の輪が広がっている。

 沖縄県自然保護課担当者は「けがをしている鳥の搬送は多くあるため、ある程度の保護飼養ボランティアを確保したい」とボランティアの必要性を語った。また「巣立ちの時期は落ちているヒナの連絡が県に多く寄せられるが、飛ぶ練習をして地面に落ちているヒナは拾わず、様子を見る必要がある」と指摘した。

 けがをした鳥などを保護した場合、県のホームページにある野生動物ドクターへ連絡を勧めている。
 (鈴木千聡通信員)


<用語>傷病野生鳥獣保護飼養ボランティア

 けがなどにより野生復帰するまでリハビリが必要な鳥獣をボランティアで育てる。野生復帰が目的。県内に約130人(6月現在)が登録している。ボランティア希望者は沖縄県自然保護課(電話)098(866)2243まで。

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