【動画あり】追悼式中も響く騒音 小学生ら18人が犠牲になった米軍ジェット機墜落事故から63年 沖縄・宮森小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
平和の鐘を鳴らす児童=30日午前8時45分、うるま市石川の宮森小学校(大城直也撮影)

【うるま】1959年の宮森小米軍ジェット機墜落事故から63年を迎えた30日、同校で児童会主催の追悼集会が開かれ、事故の犠牲となった児童ら18人の冥福と恒久平和を祈った。追悼式の最中も米軍戦闘機の騒音が響いた。
 【動画で分かる】宮森小ジェット機事故とは

 追悼集会には5、6年生の約140人が参加した。1分間の黙とうは全校生徒約400人がささげた。6年生全員で「一人一人の手で平和を守りましょう」などと群読した。その後、事故で亡くなった児童の名前が刻まれた「仲よし地蔵」に手を合わせて献花し、「平和の鐘」を響かせた。

 児童会の児童(12)の一人は「このようなことが二度と起こらないように、亡くなった人に伝わればいいな」と願い、平和の鐘を鳴らした。
 午前10時からは、石川・宮森630会が主催する慰霊祭が開かれる。

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