社会
復帰50年 1972→2022

「首里バス」が復刻 3月末まで14番「牧志開南循環線」走る 復帰前の沖縄で親しまれたデザインで再び

復刻した首里バスのデザイン=9日、那覇市西のパシフィックホテル沖縄

 那覇バスは9日、復帰前に那覇市を拠点に運行した「首里バス」のデザインを復刻したバスをお披露目した。日本復帰50年にあたり、沖縄のバスの歴史を改めて県民に知ってもらうことを狙いとしている。

 10日から現在の14番「牧志開南循環線」を走る。2023年3月31日までの運行を予定している。

 首里バスは1935年に首里市営バスとして運行を始めた。先行運行していたあらかき自動車と激しい競争をしていたが次第に首里市営バスの人気は高まり、首里ー那覇間を独占運行していた。

 沖縄戦で一度運行は途絶えたが50年に再開し、民営化した後に「首里バス」として親しまれた。復帰直後の74年に沖縄総合事務局の指導で那覇バスの前身の「那覇交通」と合併した。

 お披露目会には首里バスの運転手だった大城正雄さん(74)も駆けつけ、「過去に戻ったような気持ちになった。昔の首里バスはブザーではなく、紐を引っ張って運転手に下車の合図をしていた」と懐かしんだ。


首里バスのロゴマーク。首里市営バスの名残で旧首里市の市章をそのまま使用していた。四つ(シ)の「ユ」の中に「リ」を配し「シュリ」を図案化した。=9日、那覇市西のパシフィックホテル沖縄

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