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沖縄県の玉城デニー知事は11日、記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染が再拡大し、医療提供体制がひっ迫しているとして、11~24日までの2週間、沖縄本島圏域と八重山圏域に対して「コロナ感染拡大警報」を出すと発表した。会見で、玉城知事は「このままだと、救急医療を維持できない状態になりかない」と強調し、県民に対して、より一層の感染対策を呼び掛けた。
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感染拡大警報は、医療ひっ迫を避けるために区域を区切って感染対策を呼び掛けるもので、直近では5月の連休後に出した。県は両圏域の住民に対して①人が集まる場所でのマスク着用や換気②狭い空間に長時間密集しない③発熱や、のどの痛み、せきなどの症状があるときは外出を自粛し、重症化リスクの高い人に会わない④ワクチンの積極的な接種―を呼び掛けている。
県によると、感染拡大はオミクロン株BA5への置き換わりが進んでいることや、行事など県民の交流機会が増えていることが要因とみられ、県内の新規陽性者数は7月5日から6日連続で2千人を超えた。感染者数が比較的少ない休日明けの11日も、前週比の1・4倍に当たる943人の陽性者が確認された。
玉城知事は、夏休み期間に向けて「イベントなど多くの人が集まる場所では感染リスクが高まる。コロナにうつらない、うつさない意識を心掛け、夏休み前の感染拡大防止にぜひ県民一丸となって取り組んでいきたい」と注意を呼び掛けた。
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