沖縄コロナ650人、約2カ月ぶりに1000人下回る 死亡7人 宮古・八重山「緊急フェーズ」引き下げへ(9月6日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は5日、新型コロナウイルスに650人が感染したほか、基礎疾患のある50~90歳以上の男女7人が感染後に死亡したと発表した。また、新規感染者数の減少により、宮古、八重山地域で医療提供体制の負荷が軽減されたとして、6日から両地区の緊急フェーズ1を医療フェーズ4に引き下げる。

 新規感染者数が千人以下となったのは7月11日以来。台風11号の影響で検査数が減ったことが影響しているものの、新規感染者数は減少傾向にあるという。

 入院患者は430人で、病床使用率は58・0%。圏域別では本島66・2%、宮古13・6%、八重山21・7%だった。本島の入院患者は400人以上が続いているため、県は引き続き警戒が必要として緊急フェーズ1を維持する。

 施設内感染で県が支援する社会福祉施設は計118カ所。施設内療養者は計619人で内訳は高齢者施設539人(酸素投与36人)、障がい者施設80人だった。

 県は同日、4~6月中に那覇市内の社会福祉施設であったクラスター(感染者集団)5例を報告した。 
  (嘉陽拓也)

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