熱帯低気圧が7日、フィリピンの東で発生した。同日午後9時現在、ほとんど停滞している。8日午後9時までには台風となって発達しながら西北西に進み、11~12日ごろにかけて沖縄地方に接近する見込み。県や市町村の選挙管理委員会は、県知事選や統一地方選の投開票日の11日に接近した場合の影響を懸念し、台風の動向を注視している。
▼4年前は投票箱をヘリ空輸 沖縄、台風で投開票日程が変更の可能性も
沖縄気象台によると11日午後9時時点には、強い台風に発達して沖縄の南に位置し、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートルとなる見通しで、北西にゆっくり進むとみられる。沖縄地方は10日から風が強まり、台風の進路によっては、沖縄本島地方と先島地方では11日ごろから暴風となる恐れがある。
県選挙管理委員会は知事選などの投開票がある11日に台風が接近した場合の対応を検討している。各市町村と情報交換を行っているという。
(狩俣悠喜)
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