食品廃棄物を活用した自然由来の「超吸水性ポリマー(SAP)」を開発したEFポリマー(EFP、恩納村、ナラヤン・ガルジャールCEO)がこのほど、米民間団体クリーンテックグループが選ぶ「2022APACクリーンテック25」に選出された。EFポリマーによると、沖縄の企業の選出は初めて。
APACクリーンテック25は、持続可能なイノベーションを目指し、今後5年から10年の間で大きな社会的インパクトを与えることが期待されるアジア太平洋地域7カ国の民間企業を対象に毎年選出する。
EFポリマーは、7部門のうち農業・食品の「未来の農業」部門で選ばれた。分解性廃棄物(生ゴミ)をアップサイクルし、SAPを開発した。保水力が高く、畑にまくことで水や肥料の必要量を減らすことが可能となる。水不足などの農業に関わるグローバルな環境問題を解決する取り組みを行っている。
同社を含め、選出された企業は10月にシンガポールで行われるクリーンテック・フォーラム・アジアで表彰される予定。
(與那覇智早)