沖縄戦に動員された県立第二高等女学校(二高女)の元女子学徒らでつくる白梅同窓会の書記を務めた宮平義子(みやひら・よしこ)さんが13日午前7時半、老衰のため浦添市にある家族の自宅で死去した。93歳。那覇市久米出身。告別式は20日午後4時から4時半、那覇市銘苅3の22、サンレー那覇北紫雲閣で。喪主は長男隆雄(たかお)さん。
1943年に二高女へ進学した。45年1月に家族で大分県に疎開し、同5月に満州に移住した。戦後帰国し、50年頃に沖縄へ戻った。白梅之塔での慰霊祭の開催などに尽力した。
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