【動画あり】那覇市長選、翁長氏が政策発表 子ども相談所設立、J1対応スタジアムを整備


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
那覇市長選に向け、政策を発表する翁長雄治氏=12日午後、那覇市古島の教育福祉会館(大城直也撮影)

 23日投開票の那覇市長選に立候補を表明している無所属新人で前県議の翁長雄治氏(35)=共産、立民、社民、社大、れいわ、にぬふぁぶし推薦=が12日、那覇市の教育福祉会館で政策発表会見を開いた。「子育て日本一の那覇市」を掲げ、子ども相談所(児童相談所)を設立すると明記。企業や自治体のDX化の推進や、J1に対応したサッカースタジアムの奥武山公園への整備なども公約した。

>>那覇市長選のニュースはこちら

 名護市辺野古の新基地建設やオスプレイ配備には「断固反対する」と強調した。本来は国防の問題として全国民が考えるべき問題が「沖縄、名護、辺野古、あるいは宜野湾、普天間と矮小化することは、沖縄の政治家として断じて容認できない」と述べた。「沖縄の政治家が米軍基地とどう向き合うかは、有権者にとっても大きな判断材料になる」とも語った。

 子育て、経済、歴史・文化、SDGs、平和の5項目について個別政策を示した。重視する子育て分野では学校給食の無償化、高校卒業までの医療費無償化、遠征費、部活費、修学旅行費の負担軽減など挙げた。

 経済対策では中小零細企業などで課題になっている事業継続・事業継承やスタートアップの支援などを盛り込んだ。

 那覇市長選には政権与党が支援する知念覚氏(59)も立候補を表明している。

【関連記事】

▼【動画あり】翁長氏、知念氏が論戦 那覇市長選立候補予定者座談会

▼那覇市長選に立候補予定の2氏、豊見城市長選の応援でも舌戦

▼7万5000票が当選の目安に<データで見る那覇市長選>

▼投票率上昇なるか 前回2018年は48.19% 那覇市長選

▼那覇市長選「動かないのもおかしい」 城間市長、どの候補を応援するか問われ