第7回世界のウチナーンチュ大会前夜祭パレードが30日午後3時20分、那覇市の国際通りで始まった。パレード参加者は約3千人で、そのうち約1600人が海外からの参加者。那覇市ぶんかテンブス館前からパレットくもじ前までの約1キロをパレードする。パレードは午後6時まで続く。
玉城デニー知事は海外からの参加者に感謝と歓迎の言葉を述べ、沿道の県民には「待っちょーたんどー(お待ちしていました)、めんそーりよー(いらっしゃい)と声を掛け、ちむぐくる(肝心)で温かくお迎えください」と呼び掛けた。
ハワイ州知事で県系3世のデービッド・イゲ氏は「はいさい、ぐすーよー(こんにちは、みなさん)、アロハ」と、沖縄とハワイの言葉を交えてあいさつ。「ウチナーンチュ同士がより深くつながり、さらに高みへと行けるでしょう。国際通りでつくる思い出は、かけがえのない思い出になる」と話した。
大会は原則5年に1度の開催で、第7回大会は2021年に予定されていたが、新型コロナウイルスのまん延により1年延期となっていた。開会式は31日に那覇市のセルラースタジアム那覇で開催予定。11月3日までの期間中、さまざまなイベントで海外に渡った県系人や県民らが交流を深める。
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