沖縄県内では珍しい冬の渡り鳥、コハクチョウ2羽が名護市の羽地地域の田んぼで確認された。 屋我地鳥獣保護区管理員の渡久地豊さんによると、コハクチョウは寒さをしのぐため南下し、北海道や本州に飛来する。県内に来るのは数年に一度だという。今月8日に金武町の川で、16日に羽地地域で飛来が確認された。羽を広げると約2メートルになるという。
19日朝、目撃した野鳥愛好家の山原昼夜さんは「夫婦かもしれない。貴重な観察になった」と話した。渡久地さんは「観察する時は農家の方の迷惑にならないようにしてほしい」と呼びかけている。
コハクチョウは4日、粟国島でも3羽が初確認されている。
(長嶺晃太朗、写真も)
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