
昨年、日韓のオーディション番組「青春スター」で優勝し、今年正式デビューする韓国の男性7人組アイドルグループ「n.SSign(エヌサイン)」。2~3月に全国5都市を回る単独日本ツアーを開催する。リーダーを務める沖縄県宜野湾市出身のカズタにK-POPの道を目指したきっかけや、「青春スター」でデビューを決めた喜び、今後の抱負、地元沖縄への思いなどを聞いた。
(聞き手・田中芳。㊦は14日掲載予定)
-バスケに打ち込んだ学生時代、KーPOPの道に進んだきっかけは何か。
「小学4年から高校3年までバスケ部に所属し、中学と高校はキャプテンで、学生時代はずっとバスケだけやっていた。高校生の頃から芸能をやりたいと話していたが、最初は無理だと考えていた。担任の先生が真剣に相談に乗って応援し後押ししてくれた。高校を卒業後、(ダンススクールの)EXPGスタジオ沖縄校に通った。歌だけでなくて、歌って踊れるアーティストになりたかった。友人からBTSの動画を教えてもらい、とてもかっこよくて、そこからKーPOPを目指すようになった」
-21歳で単身韓国に渡り、練習生としての期間はどのような時間だったか。
「毎日、朝起きたら練習室に移動して、12時間くらい練習をして、宿舎に帰るの繰り返し。精神的にもきつかった時はたくさんあったが、今となっては、この経験があったから、今の自分があるんじゃないかと思う。特に韓国語は何一つできなくて、レッスンが終わった後や寝る時間も机に向かい、死ぬ気で覚えた」

-「青春スター」の出演は最後のチャンスという思いだったのか。
「何度か機会をもらっていたが全部駄目だった。今回が駄目だったら日本に帰るだろうと思っていたし、韓国の中でも、アイドルを目指すにも年齢が上の方だった。このチャンスを逃したら、もうアイドルはできないと思っていたので、迷わずに出演を決めた。やっと出演できた番組だったので、歌やダンス、韓国語の発音も一つ一つ完璧にしたかった。毎日深夜3時まで練習していた」
-オーディションで特に印象に残っていることは。
「どれもとても思い入れが深いが、特に『My House』(2PM)を披露したステージで、WINNERのカン・スンユンさんに『カズタ、大好きだよ!』と言ってもらえた時は、光栄過ぎて震えてしまった。ジュニョク、ロビン、ロレンスと披露した『MIROTIC』(東方神起)は、予選で全体1位の対戦相手を選んでしまい、余計にやる気が起き、頑張り過ぎてしまい、体調を壊してしまった。本番にパフォーマンスできたのは何か壁を一つ越えたような感じがした。体調にかかわらずベストを尽くせたのは、これからのアーティスト人生の糧になっていく」
-改めてデビューが決まった時は。
「今まで僕と関わってくれたすべての人たちの顔が浮かんできてしまって、涙がわーっと出た。僕だけの力ではここまでは来られなかったので、全ての人に感謝したい」
エヌサイン・カズタ 1997年12月31日、沖縄県宜野湾市生まれの25歳。2022年に開催したABEMAオリジナルオーディション番組「青春スター」でアイドルチームとしてトップの座を獲得し、今年、正式にデビューする韓国の7人組アイドルグループ「n.SSign」唯一の日本人メンバーでリーダーを務める。ダンスや韓国語の発音も完璧なカリスマ性を放つカズタを筆頭に、才能豊かな7人が集まった大注目のボーイズグループ。
◇ ◇
「エヌサイン」の単独日本ツアー「n.SSign 1st Zepp Tour〝net of Star Sign〟」が2~3月にかけて全国5都市で開催される。詳細はエヌサインの公式サイトを参照。
【おすすめ記事】
▼【動画あり】沖縄発!韓流スター世界へ n.SSign カズタ「夢をあきらめなくてよかった」
▼【写真特集】沖縄発!韓流スター世界へ n.SSign カズタ
▼【写真多数】カズタさんの誕生日、街中で祝福! バスや大型ビジョンで広告、ファンが企画
▼韓国アイドル、リーダーは沖縄出身カズタ 男性7人組、n.ssign(エヌサイン)が日韓初ライブ
▼BTSのVさんの誕生日を祝う動画、那覇バスターミナルで放映中 ファンが企画