昨年8月、日韓のオーディション番組「青春スター」で優勝しデビューを決めた、K-POPアイドルグループ「n.SSign」(エンサイン)。リーダーに抜てきされた宜野湾市出身のカズタ(25)は、男性K-POPアイドルグループ史上初の日本人リーダーとしてグループを導く。カズタは「僕と関わってくれたみんなの顔が思い浮かんで、涙がわーっと出た。努力が報われたと思う。夢を諦めなくて良かった」とデビューが決定した時の喜びを振り返る。
【写真特集】沖縄発!韓流スター世界へ n.SSign カズタ
友人から教えてもらった韓国のアイドルグループ「BTS」の動画を見て憧れを抱き、歌って踊れるK―POPアーティストを目指すようになった。韓国の芸能事務所にスカウトされ、21歳の時に渡韓。練習生として過ごした約3年半は、毎日のハードなレッスンに加えて、寝る間を削って韓国語を一から勉強した。
オーディションは「最後の挑戦」という心境で挑んだ。歌、ラップに、キレのあるセクシーなダンスでオーディエンスの支持を集め、カズタは最高得点で通過していった。予選でカバーした2PMの「My House」の動画は、ユーチューブで318万回(2022年12月27日時点)の再生回数を更新し続ける。
正式デビューは今年。2~3月にかけて単独日本公演の開催が決まった。沖縄発のアーティストが、世界で羽ばたくスタートラインに立つ。
文・田中芳、写真・喜瀨守昭
カズタ(本名・知念和汰) 1997年12月31日、宜野湾市生まれ。22年5~8月に開催されたオーディション番組「青春スター」で1位を獲得。デビューが決定した韓国の男性7人組アイドルグループ「n.SSign」(エンサイン)唯一の日本人メンバーでリーダーを務める。身長177センチ、血液型はO型。特技はバスケットボール。日本公演の詳細はエンサインの公式サイトから。
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