沖縄県立八重山病院で診療制限 コロナ病床確保で、20日まで 沖縄県全体で428人感染(1月17日朝まとめ)


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 沖縄県は16日、新たに428人の新型コロナウイルス感染を発表した。八重山圏域のコロナ専用の病床使用率は72.2%となり、県立八重山病院はコロナ病床を確保するため、17~20日まで診療制限を実施すると発表した。不急の検査、手術予定や入院を延期し、診療は電話を中心に行うとしている。

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 県立八重山病院では、新型コロナ再拡大に伴い一般病床をコロナ病床に回しているため、一般病床が満床に近い状況になっている。入院患者4人と職員1人の計5人のクラスター発生も報告された。感染確認は3~12日で13日以降は出ていない。県によると、診療制限はクラスターの影響ではない。

 県は、中学生以下の子どもが対象の「県小児等発熱軽症者抗原検査センター」で8日、新型コロナとインフルエンザの同時感染のケースが1例あったと報告した。15日は127人が検査を受け、インフルが78人と約6割を占めた。コロナは10人で同時感染はなかった。

 中部地区医師会の12歳以上の「発熱軽症者抗原検査センター」では14、15日に検査を受けた118人のうち、インフル56人、コロナ25人だった。

 県内の新型コロナ患者の入院中は308人で、県全体の病床使用率は45.7%、圏域別では本島が47.6%、宮古が15.2%となっている。年代別では40代が最多で78人、50代が60人、10歳以下が54人、20代が49人、10代が48人などと続いた。

(中村万里子)

 

 

 

 


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