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30年の感謝を込めて 武田寛枝・ロワジールホテル&スパタワー那覇総支配人 <仕事の余白>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 2月2日でロワジールホテル&スパタワー那覇は30周年を迎える。お客様をはじめ関係各所の支えがあってこそ築き上られた歴史である。中でも、長きにわたりホテルを愛してくださっている地元の皆様には感謝してもしきれない。この感謝をお返しするため、歴史を大切にしながらも、新しいチャレンジをしてホテルをより良いものにしていきたい。

 まず、スムーズで快適なチェックインを実現したい。現在は、フロントにチェックイン待ちのお客様で長蛇の列ができてしまうことが少なくない。これを解決するため、携帯アプリによる事前チェックインシステムを導入しようと開発を進めている。チェックインの所要時間が短縮すると、スタッフはお客様とのコミュニケーションに時間を費やせるようになる。スムーズ・快適で、より心が通ったサービスが提供できる体制に、ロワジールホテル&スパタワー那覇は進化する。

 さらに、30周年を機に制服をリニューアルする。制服はお客様の目に触れる重要なもので、自分たちの姿勢を示すものでなければならない。進化するホテルを体現するため、コンセプトから見直し、デザインを一新する。スタッフにはその意味を理解した上で袖を通し、業務に励んでほしいと願っている。コロナ禍で多くの負担がかかり、最近では全国旅行支援による混乱の中、奮闘してくれているスタッフ。感謝の気持ちを込めて、新しい制服がスタッフを支える力の一つになればと、私自身も完成を楽しみにしている。