【嘉手納】メールに誤った資料を添付してしまい675人分の個人情報を漏洩(ろうえい)したとして嘉手納町は26日、同日付で町民保険課の女性職員に戒告の懲戒処分を科したと発表した。誤送信されたのは2022年4月1日から7月13日までに役場が受け付けた住民異動届などから得た氏名や住所、異動理由などがまとめられた電子ファイル。
職員は昨年11月、住民からの住民登録に関する問い合わせに対し、参考資料の添付を誤って個人情報を管理するファイルをメールで送信した。受信した住民から1月3日に指摘されて発覚。町は住民がファイルを削除したことを確認し、2次被害はないとしている。
ファイルは通常、インターネットに接続していない別の端末で保管し、管理している。職員が報告物を作成するために複製したファイルを、ネット接続しているパソコンに保存していたことが原因だという。當山宏町長は町ホームページで「改めてセキュリティーポリシーの遵守(じゅんしゅ)徹底を図り、電子ファイルの適正な保管、管理など個人情報の取り扱いについて全庁体制で再発防止に取り組む」と謝罪した。町は今後、ファイル情報に該当する町民らに文書を発送し、謝罪する方針。
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