世界に「AWAMORI」の魅力伝えて 海外普及に6人を伝道師「ジンブナー」に 沖縄酒造組合


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オンラインで叙任式に参加した泡盛ジンブナーら=15日

 沖縄県酒造組合(佐久本学会長)は15日、泡盛の魅力を世界に伝える伝道師「AWAMORI JINBNER(泡盛ジンブナー)」の叙任式をオンラインで開いた。今回が2回目となり、イギリスやアジア圏など国籍が異なる6人を任命した。

 泡盛ジンブナーとは、沖縄の方言「ジンブン」に由来し、「知恵をもって泡盛の魅力を世界に広める人」という意味を持つ。任命されたのはニコラス・オーウェン・リチャード・キングさん(イギリス)、チャーリー・マッカーシーさん(アイルランド)、ラン・チ・ムンさん(シンガポール)、ホセ・ヒラム・ダビッド・カバッサさん(アメリカ)、リン・テック・チョンさん(マレーシア)、沖縄出身でシンガポール在住の遠山光一郎さんの6人。

 海外でのスピリッツの専門家か、泡盛普及ビジネスをしている人を対象に、泡盛や琉球文化などの特別カリキュラムを開いた。受講者らは泡盛の海外普及に関するレポートの提出を経て、ジンブナーとなった。

 イギリスでスピリッツを専門にビジネスを展開するニコラスさんは「泡盛は非常に個性があるお酒だ。高い専門性を持つ泡盛ジンブナーのネットワークを活かして、魅力を伝えたい」と代表してあいさつした。

 佐久本会長は「各国の第一線で活躍しているみなさんで、泡盛ファンを増やしてほしい」と話した。
 (與那覇智早)