琉球新報社 
金秀グループ（呉屋守將会長）は21日、グループ会社の役員人事を内定した。3月15～17日に予定されている各社の臨時株主総会と取締役会を経て正式に決定し、4月1日付で発令する。創業80周年を展望して基盤を整えることに重点を置き、経営環境の変化に柔軟に対応するとした。女性活躍・育成にも引き続き取り組む。
グループを統括する金秀ホールディングス（HD）の社長には、取締役の呉屋守孝氏（62）が就任する。呉屋氏は金秀琉球ファシリティーズの社長も兼任する。
金秀アルミ工業は執行役員副社長の坂上勉氏（59）が社長に就任する。金秀商事不動産は、副社長の照屋賢治氏（58）が社長となる。
金秀バイオの社長は、金秀商事の知念三也社長（60）が兼任する。沖縄ピーシーは、専務の砂川尚男氏（61）が社長に就任する。かねひで総合研究所は、金秀HD社長の新垣秀彦氏（64）が理事長となる。
（與那覇智早）
＜略歴＞
呉屋守孝（ごや・もりたか）鶴見大歯学部卒。1989年金秀建設入社。金秀リゾート、金秀建設、金秀興産の社長を歴任。2022年3月に金秀琉球ファシリティーズ社長に就任。
坂上勉（さかがみ・つとむ）九州大農学部卒。87年丸紅入社。那覇支店長などを経て、22年4月に金秀HD特別参与。同年10月から現職。
照屋賢治（てるや・けんじ）東京経済大経営学部卒。91年金秀鋼材入社。金秀HDの取締役副社長などを経て、21年9月から現職。
知念三也（ちねん・みつや）駒澤大経済学部卒。88年金秀商事入社。金秀HDの取締役副社長などを経て、19年3月に金秀商事社長に就任。
砂川尚男（すなかわ・ひさお）西日本工業大工学部卒。99年浅野工事入社。04年に沖縄ピーシーに入社し、営業技術部長を経て、18年3月から現職。
新垣秀彦（あらかき・ひでひこ）琉球大法文学部卒。県商工労働部産業雇用統括監などを務め、19年に金秀HD入社。20年3月から現職。
