県民投票から4年で防衛相の見解は「辺野古唯一」 新基地建設推進を強調


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名護市辺野古の工事を続ける方針を改めて示す浜田靖一防衛相=24日午前、防衛省

 【東京】浜田靖一防衛相は24日午前の閣議後会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票から4年を迎えたことに対し、改めて「辺野古移設が唯一の解決策」と述べて工事を推進する姿勢を示した。

 投票総数の7割超が「反対」を投じた結果に反し、政府が埋め立て工事を続けていることは民主主義に反しないか問われたが、浜田氏は「県民投票の結果は真摯に受け止める」と述べるにとどめた。その上で、問題の原点は「市街地に位置し、住宅や学校に囲まれ、世界で最も危険と言われる普天間飛行場の危険性を一日も早く除去すること」だと強調し、「地元に丁寧な説明をしながら、普天間飛行場の危険性除去と基地負担軽減を図るため全力で取り組んでいく」と話した。(明真南斗)