辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は25日、沖縄県那覇市の県庁前県民広場で新基地建設断念を求める国会請願署名を呼びかけた。共同代表を務める稲嶺進元名護市長を筆頭に、関係者ら約60人が参加し、リレートークを行った。
昨年9月の知事選での玉城デニー知事の得票数と同じ34万人分が目標。3月までとしていた期限を5月19日まで延長した。今後は毎週土曜の午後4時~5時、県民広場で署名活動を続ける。場所が確保でき次第、那覇市内の別の場所でも署名活動を行う予定。
同日、那覇市を中心とする1区総支部の集会も開かれた。1区では7万筆が目標。稲嶺氏は「(新基地建設は)まだ止められる。われわれは絶対に諦めない」と決意を新たにした。署名した宜野湾市の女性(46)は「ずっと新基地建設には断固反対だ。署名活動を通して自分の思いが形になってうれしい」と話した。
(與那覇智早)