沖縄大学で10日に行われた卒業式に、卒業生としてプロ野球・中日ドラゴンズにドラフト1位で入団した仲地礼亜(22)が参加した。仲地は同大学の創立者・嘉数昇氏の名を冠し、学業やスポーツなど大学の社会的名声を高めることに貢献した学生らをたたえる「嘉数昇記念賞」を受賞した。式後は他の卒業生らと談笑し、記念撮影をする姿も見られた。
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仲地はプロ野球が開幕する3月末に向けて、チーム本拠地の名古屋市を拠点に各地で試合形式を含めた練習に励む。卒業式の前日に沖縄に戻り、読谷村の実家で過ごしたという。式終了後は再びチームに合流するため、飛行機に乗る忙しい日程となった。
大学で過ごした日々に、「スポーツのことを学びたいと思って入った。沖縄大学だったからこそ、いろいろ成長できたと思う。(学業では)栄養のことなども学び、役に立つことは多かった。良い学校生活だった」と振り返る。
式では久しぶりに顔を合わせた友人らから「試合、見たよ」「頑張ってね」などと声をかけられたという。「応援してくれる人が今日もたくさんいた。少しでも結果を出して良い姿を見せられるようにしたい」と表情を引き締めた。
同級生たちについて「みんなこれから仕事に就くと思うが、自分は野球が仕事。良い結果を出して周りに良い影響を与えていけるように頑張っていきたい」と見据えた。
(古堅一樹)
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