辺野古工事強行を批判 本紙が識者座談会


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
辺野古新基地建設問題について議論する山口二郎氏(右)と中島岳志氏(左)=7日、琉球新報東京支社

 米軍普天間飛行場の移設先とする名護市辺野古で、政府が着工を発表したことを受け、琉球新報社は7日、リベラル派論客の山口二郎法政大教授(政治学)と保守派論客の中島岳志北海道大准教授(南アジア地域研究、近代思想史)を招き、潮平芳和琉球新報編集局長の進行で緊急座談会を開いた。

 山口氏は「力ずくで辺野古新基地建設を進める政府の姿勢は法治国家の体をなしていない」と安倍政権の工事強行を批判し、中島氏は「安倍首相はなぜ、ナショナリズムを強調しながら米国の利益にばかり加担し、同じ国民である沖縄に差別的なことをするのか」と疑問を呈した。