8日に韓国の米空軍烏山(オサン)基地所属のF16戦闘機2機が沖縄県宮古島市の下地島空港に緊急着陸した件に関連し、県基地対策課は12日、沖縄防衛局に対し、修理部品などを載せた米軍機が同空港に飛来することについて、今後の使用が見通せず「民間機への影響が懸念される」と指摘した。その上で、米軍機の飛来を最小限にすることや今後の使用計画、F16戦闘機が飛行可能となる日時のめどを明らかにするよう口頭で求めた。
県の要請に対し防衛局の担当者は「承知した」とした上で、県の下地島空港管理事務所による支援に謝意を示し、早期の離陸を目指す考えを伝えたという。
県空港課によると12日は午後1~3時台に、コンテナや油圧関連資機材を載せたMC130特殊作戦機、修理部品と人員1人を載せたC12輸送機が米軍嘉手納基地から飛来した。
(知念征尚)
【注目記事】
▼玉城デニー知事「緊急事態なので使用許可した」米戦闘機の緊急着陸
▼【動画あり】陸自ヘリ、150メートル近くの低高度で飛行か 防犯カメラに直前映像の可能性