沖縄県の宮古島市沖で発生した陸上自衛隊ヘリコプター事故をめぐり、森下泰臣陸上幕僚長は20日の記者会見で、伊與田雅一宮古警備隊長がヘリに搭乗していたことを明らかにした。陸自は20日夜、死亡が確認された5人のうち2人の身元は、いずれも第8師団司令部の庭田徹1等陸佐(48)と、神尊皓基3等陸佐(34)だと明らかにした。16日に海底の捜索で見つかり、DNA型鑑定で特定した
事故を受け、後任らの人事も公表した。搭乗していた坂本雄一第8師団長の後任に青木伸一第11旅団長を、伊與田宮古警備隊長の後任に比嘉隼人第5施設群長を充てる。21日付。
【関連記事】
▼「川をさかのぼり、マングローブ林の奥まで」 自衛官らが徒歩で捜索
▼陸自、整備・操縦士の欠員深刻化を予測 オスプレイ導入で他の航空機部隊にしわ寄せ
▼「海面付近を低く飛行」目撃の男性「少し目を離した隙に見えなくなった」