【宮古島】宮古島市伊良部の「中の島ビーチ」で無許可のまま小屋が設置され営業をしている問題で、市は21日午前、同ビーチを訪れ、経営者の50代男性に文書による行政指導をあらためて実施した。市は男性に対し、設置した小屋とパラソルなどを28日までに撤去し、営業を中止するよう求めた。行政指導は今回で4回目。男性は「今後は営業はやらないと思う」と答えた。男性が28日までに撤去をしない場合、市は強制撤去や刑事告訴の可能性も視野に対応を検討する。
男性はライフジャケットやフィン、パラソルなどのレンタルや、飲料や食べ物の販売をしていた。男性は4月上旬、ビーチ入り口に入場料1人千円を支払うよう求める看板を設置したが、数日後に撤去した。
市によると、ビーチを訪れた人に対し、男性が「勝手に海に入るな」「(レンタルの)パラソルを使え」などと言い、市に苦情が相次いで寄せられていたという。琉球新報の取材に、男性はいずれの発言も「言っていない」と否定した。
男性によると、2014年ごろから無許可営業を続けてきた。男性は「ここでの稼ぎは少ないが、今までビーチの安全のためにやってきた。もう安全管理をやらないでいいと思うと、肩の荷が下りた気分だ」と話した。
【注目記事】
【写真】ビーチに無許可「食べ放題店」半グレら荒稼ぎ
■沖縄の情報を世界に発信!この記事は中国語ニュース「中文新聞」に翻訳しています。