陸自ヘリ事故 「市民に心配かけた」 後任の宮古警備隊長が市長と面会 沖縄・宮古島市


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
座喜味一幸市長(右)に陸上自衛隊の事故機の捜索状況について説明する比嘉隼人宮古警備隊長=26日午前、宮古島市役所

 【宮古島】宮古島市沖で発生した陸上自衛隊のヘリ事故で、事故機に搭乗していた陸自宮古警備隊長の後任として21日付で宮古警備隊長兼宮古島駐屯地司令に就任した比嘉隼人1等陸佐(46)が26日午前、宮古島市役所に座喜味一幸市長を訪ねた。就任あいさつと事故機捜索への協力に対する感謝を述べた。

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 比嘉隊長は「事故で市民に心配かけたことに深くおわびする。捜索に支援、協力をいただき、ありがとうございました。引き続き、残された要救助者の救助に取り組んでいきたい」と話した。陸自は事故機の搭乗者10人の中に、宮古島駐屯地トップの伊與田雅一宮古警備隊長(当時)が搭乗していたと発表していた。

 面会は冒頭を除いて非公開で行われた。捜索状況について比嘉隊長は「隊員4人の行方がまだ分かっていないので、引き続き民間のサルベージ船などを活用しながら取り組んでいきたい」と話した。

 面会後、座喜味市長は報道陣に対し「(比嘉隊長に対し)事故のことで市民も大変心を痛めているので、速やかに捜索が進むように努力してほしいと伝えた」と語った。

(友寄開)

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