4年ぶりとなる第49回那覇ハーリー(同実行委員会主催)が3日午前、那覇港新港埠頭で開幕した。開催を待ちわびた来場者で会場は熱気にあふれた。オープニングセレモニーで知念覚那覇市長は「4年ぶりの開催をうれしく思う。伝統ある那覇ハーリーが受け継がれていくことを祈っている」とあいさつした。午前10時半に中学生の部からハーリー競漕が始まり、力強いかけ声と声援、ハーリー鐘の音が港に響き渡った。5日まで。
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3日は中学校やPTA、地域団体の部のハーリーが行われる。 中学生の子どもの応援のため、競技開始1時間以上前から会場を訪れていた川満勉さん(54)は「久しぶりの祭会場は活気があって楽しい。子どもたちは4年ぶりのハーリーに向けて、朝7時から練習していた。優勝に向けて頑張ってほしい」と頬をほころばせた。
4日は爬龍船の体験乗船、5日は御願バーリーと本バーリー、一般の部のハーリーが行われる。ステージでは各日、ライブなどがあり、5日午後8時からは打ち上げ花火がある。
詳細は那覇市観光協会のホームページ。問い合わせは那覇ハーリー実施本部(電話)098(860)1515
動画【4年ぶりにスタートが切って落とされた那覇ハーリー】
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