沖縄地方に接近・通過した大型の台風2号。今回は梅雨の時期と重なった。
台風は通常、8月から9月にかけて発生し、日本付近に接近する回数が多いとされている。
沖縄気象台によると、1991年から2020年までの30年間の統計で、沖縄地方に5月に接近した台風の数は平均0.4個、6月は同0.6個。
沖縄地方が梅雨入りしていることが多いこの時期にも、「台風はだいたい2年に1回くらいのペースで沖縄に接近している」(沖縄気象台)という。
▼なぜ「暴風域」は消えたのに「暴風警報」は続いたの? 台風のフシギ、気象台に聞いてみた
気象庁では「台風の接近」を「台風の中心が、ある地点から300キロ以内に入ること」と定義している。沖縄地方への接近は、台風の中心が沖縄地方の陸地から300キロ以内を通過した台風を指す。
沖縄気象台の担当者は「台風自体は沖縄より、もっと南の海域で発生するので、梅雨前線との関係や影響は特にはない。ただ、8月など夏場に比べると台風の発生数は少なめではある」と説明した。
【関連記事】
▼【動画】台風2号、暴風域なくなる