琉球新報社 
今日は移住して1年半が経過した今、沖縄に対して思うことをお話しします。
昨年実施された調査で、沖縄県は「住民の幸福度」、「愛着」、「定住意欲」が全都道府県で1位になりました。豊かな自然、人の優しさ、イベントの充実を理由に挙げる人が多かったそうです。
全国との所得格差やインフラの整備状況、うちなータイムなどを課題とされる方もいらっしゃいますが、正直に申し上げて、沖縄が他と同じなら、私は移住しなかったと思います。
この訪れて良し・住んで良しの魅力ある沖縄を心の底から楽しみたいと思います。
一方で、県民の皆様は、どう感じていらっしゃいますか。
沖縄の魅力に誘われた旅行者で賑わう場所には、地元の方はあまり足を運ばないという話をよく聞きます。地元の方が足しげく通い、楽しんでいる場所やモノ・コトに、旅行者や移住者が仲間入りして一緒に楽しむ。「いちゃりばちょーでー」を体感できることが沖縄の真の魅力で、持続可能な経済発展の近道と考えます。
多くの地方が過疎に悩んでいることを考えると、人の集まる場所は貴重です。
今秋オープン予定のオリオンホテル那覇のビアダイニングはそういう場所にしたいですし、ここを起点に国際通りや地域の活性化にも寄与したいと思います。今年4年ぶりに開催するオリオンビアフェストも、そういう場所にしていきたいですね。
