全国高校野球選手権大会は第6日の11日、第1試合で沖縄代表の沖縄尚学が3-0でいなべ総合学園(三重)を下し、春の選抜大会に続いて初戦を突破した。沖尚先発の東恩納蒼が9三振を奪う好投で完封した。
2回戦から登場した沖尚は、初戦の勝利で16強入りを決めた。日程通り進めば次戦は15日の第1試合で長崎代表の創成館と対戦する。
後攻めの沖尚は2回裏、2死満塁から押し出し死球で先制。さらに1番知花慎之助のタイムリー2塁打で2点を加え、序盤の主導権を握った。
先発したエースの東恩納は、今大会から導入された「クーリングタイム」を挟んだ6回表に1死満塁のピンチを迎えるが、ここからギアを上げると2者連続三振で切り抜けて得点を許さなかった。リードする捕手の大城和平も盗塁を二つ阻止するなど、東恩納の好投を支えた。
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