不審者、不審物にどうする? 役割増す浦西駅で初のテロ対応訓練 都市モノレール社と浦添署


不審者、不審物にどうする? 役割増す浦西駅で初のテロ対応訓練 都市モノレール社と浦添署 爆発物の恐れのある不審物の撤去作業を確認する県警機動隊爆発物対応専門部隊=8月18日、浦添市前田の沖縄都市モノレールてだこ浦西駅
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 【浦添】沖縄県警浦添署と沖縄都市モノレール社は8月18日、てだこ浦西駅でテロ対応訓練を実施した。テロに対する危機意識の醸成と連携強化を目的に、刃物を持った不審者への対応や爆発物とみられる不審物への対処手順を確認した。

 ゆいレール駅でのテロ対応訓練は従来、那覇空港駅で実施してきた。パークアンドライド駐車場が隣接するなど交通結節点として浦西駅の役割が増していることを踏まえて、初めて同駅で実施した。

 訓練は駅に爆発物を仕掛けたとのメールがモノ社に届き、浦西駅から本島中部のスポーツイベントへ向かうシャトルバスの乗客の中に不審者がいる想定で実施した。

 モノ社職員からの通報を受けて駆け付けた浦添署の警察官が刃物を持って逃走を図る不審者を制圧し、県警機動隊爆発物対応専門部隊が爆発物の恐れのある不審物を撤去した。

 モノ社の渡慶次道俊社長は「未然防止に万全を期し、被害を最小限にすることを前提に協力したい」と話した。

(大嶺雅俊)