沖縄県の米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に関して、斉藤鉄夫国土交通相が大浦湾側の軟弱地盤改良工事の設計変更申請を承認するよう沖縄県に求めた指示は、期限の4日まであと1日となっている。
3日の県議会9月定例会の代表質問で、県土木建築部の前川智宏部長は「最高裁判決を受けてどのような対応が取れるか検討しているところであり、(国交相の)指示も踏まえながら今後対応していく」と答弁した。末松文信氏(沖縄・自民)に答えた。末松氏は県が9月4日の最高裁判決で敗訴し、承認する法的な義務を負ったとして「いつ承認するのか」と質問した。
玉城デニー知事は議会休憩時の記者団の問いかけに「検討中です」と述べた。
3日の代表質問では、野党の沖縄・自民から末松氏を含めて2人、与党のてぃーだ平和ネットから2人が質問に立つ。(沖田有吾)