年間を通して暖かい沖縄。地元で根強い人気を誇るスイーツが「ぜんざい」だ。
県外では「ぜんざい」といえば、主に小豆を砂糖でじっくり煮て作る温かいものが一般的。でも、沖縄では砂糖や黒糖で甘くふっくら煮た金時豆に、こんもりとかき氷が盛られていることが多い。
どうして沖縄のぜんざいは冷たいのか?識者や老舗を訪ね歩くと、その歴史が垣間見えた。さらに“ルーツ”といえそうな食べ物が100年以上前の沖縄に存在していた。
「琉球料理保存協会」理事長の安次富順子さんによると、「沖縄ぜんざいは戦前の小豆のぜんざいをルーツとしており、よくいわれるような『あまがし』がルーツではありません」とのこと。さらに「氷を乗せるようになったのは戦後しばらくしてからではないか」と・・・