石垣島で釣りガイドしている対馬玄人さん。16日から西表島に用事があったので、ついでに打ち込みで大物を狙おうと3泊4日で竿(さお)を出した。
初日の夜は40~55センチのカースビー2本と2.5メートルクラスのテンジクザメ2本と、惨敗。2日目は夕方から竿を出し、サーフでムネアカを3匹キャッチし、夜は前日のポイントへ移動し55センチメートルほどのカースビー1匹を釣り上げた。
3日目は午後3時ごろから竿を出すと20分で40センチほどのムネアカが釣れ、上潮に変わってしばらくしての午後4時半ごろ、島ダコを餌に投げ込んだ本命竿のセンサーが一瞬鳴った。入りそうで入らないアタリが2~3回あったので、竿を手持ちに切り替えてグーッと引っ張られた瞬間に思いっきりフッキング。10キロに設定したドラグからラインを10メートルほど一気に出された。
その引きからGTかもしれないと、さらにドラグを締めファイト開始。ポンピングて20メートルほど寄せたところで再び魚が走り、7~8メートルほどラインを出されたところで止まり、今度は横に泳ぎ始めた。堤防を左に50メートルほど行ったところで浜があったので、そこで取り込むことにした。何とか砂浜に誘導し、最後の抵抗を見せるGTを強引に浜に引き上げた。これが自己記録を更新する128センチ、28.72キロのGTだった。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)