第102回全国高校サッカー選手権(12月28日~来年1月8日)の組み合わせ抽選が20日、オンラインで行われた。沖縄代表で初出場の名護は明桜(秋田)と初戦の2回戦で戦う。試合は12月31日午後2時10分から東京都の駒沢陸上競技場で行われる。明桜は第99回大会1回戦で那覇西に4―3で敗れている。
前回初優勝した岡山学芸館は初戦の2回戦で尚志(福島)との対戦が決まった。夏の全国高校総体を制した明秀学園日立(茨城)は徳島市立と対戦。前回大会4強の大津(熊本)は遠野(岩手)と当たる。来月16日に鹿児島県代表が決まり、出場する全48校が出そろう。
東京・国立競技場での開会式後の開幕戦は早実(東京B)―広島国際学院のカードとなった。選手宣誓は名古屋(愛知)の田中響貴主将が務める。(共同通信)
初出場の名護、期待を背に初戦突破目指す
初出場の名護は初戦突破を目指す。12月31日の2回戦が初戦となり、6度目の出場で初勝利を目指す明桜(秋田)と対戦する。名護は持ち味の守備の堅さを発揮し、守りからのカウンターで得点を狙いにいく。
GKで主将の松瀬真之介は「いい準備をしてベストの状態で臨みたい。相手チームの分析をして全員で共有していく。1対1の強さ、セカンドボールの回収、攻守の切り替えの速さなど全国に通用するように改善していかないといけない」と課題を見詰める。残り期間でチームの底上げを図っていく。「地域の人々からもよく声を掛けられる」と応援を背に受け、大きな力に変えるつもりだ。
比嘉洋介監督は那覇西高でのコーチ時代に全国経験はあるが、監督としては初めての舞台となる。「挑戦者としてやれることをやり切りたい。会場の雰囲気も沖縄とは全然違って、緊張もあるかもしれないが、後悔のないように戦いたい」と力を込めた。
(大城三太)