米軍、部品落下を認める 重さ900グラムのパネル 海上で脱落か 嘉手納基地で訓練中のF35戦闘機 


米軍、部品落下を認める 重さ900グラムのパネル 海上で脱落か 嘉手納基地で訓練中のF35戦闘機  着陸時のF35戦闘機。機体のパネル(赤い丸で囲んだ部分)が紛失しているのが確認された=18日午前10時19分、米空軍嘉手納基地
この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 良太

 【中部】米空軍嘉手納基地で訓練中の米アラスカ州アイルソン空軍基地所属のF35Aステルス戦闘機が、着陸した際に機体のパネルが付いていなかった問題で、嘉手納基地の第18航空団は19日、同機が飛行中にパネルを落下したことを認めた。

 嘉手納基地によると、パネルは重さ約907グラムだった。大きさは縦約46センチ、幅約30センチ。落下について「海上で脱落したと推測している」としたが、その根拠は示していない。

 嘉手納基地は事故による人的、物的被害は確認されていないとした。事故原因は調査中としているが、飛行訓練は継続する意向を示した。

 パネルは機首の右側にある給油口を覆うもの。18日午前9時30分ごろに離陸し、同10時20分ごろに着陸したとみられる。