路上に黒い痕が27キロ 米軍車両、油漏れか スリップ事故心配する住民も 名護の国道331号から北部訓練場ゲート前


路上に黒い痕が27キロ 米軍車両、油漏れか スリップ事故心配する住民も 名護の国道331号から北部訓練場ゲート前 北部訓練場内まで続く路面の黒い痕跡=18日、東村の北部訓練場ゲート前
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 【北部】名護市天仁屋の国道331号から東村の県道70号沿いにある北部訓練場ゲート前まで、液体がこぼれたような黒い痕が約27キロにわたって路面上に続いていることが、18日までに確認された。痕跡は北部訓練場の中まで続いており、米軍車両から何らかの液体が漏れ出ていた可能性もある。沖縄防衛局は取材に対し「オイルのような痕があることは確認しており、現在米側に事実関係を確認中だ」と回答した。

 オイル状の痕は北向き車線の中央に続いている。センターラインに寄っている場所もあった。東村平良の信号付近では直径20センチほどの円状に痕が広がっていた。

 東村の伊佐真次村議によると、痕跡は1~2週間ほど前からあった。当該区間はバイクの通行も多く、事故を心配する住民もいるという。伊佐氏は米軍車両によるオイル漏れの可能性に言及し「整備不良の車を公道で走らせるのは道路交通法違反で、スリップ事故があれば危険だ。2週間も放置しているのはおかしい」と疑問を呈した。

(武井悠)